うつ病は精神的な症状としては強いゆううつ感、意欲の低下、考えがまとまらないなどの症状、身体的な症状では不眠、疲れがたまりやすいの症状が続くことが原因で、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
うつ病は脳内のセロトニンという物質の減少が原因で、セロトニンが不足することにより心のバランスが崩れてしまいます。
うつ病は精神的な弱さと混同されがちですが、投薬を中心とした治療と日常生活の改善により治療が可能な病気です。
うつ病では主に以下のような症状があらわれます。気になる、当てはまると思うものがある場合は、一度心療内科を受診されることをおすすめします。
感情にあらわれる症状
▦ 訳もなくかなしい気持ちになる
▦ 訳もなくさびしい気持ちになる
▦ 訳もなくむなしい気持ちになる
行動にあらわれる症状
▦ やる気がなくなる
▦ おっくうになる
▦ 興味や関心がなくなる
身体にあらわれる症状
頭痛、頭が重い、肩こり、不眠、便秘、食欲不振、身体の痛み
※感情・行動面で当てはまると思うものがある場合は、心療内科を受診されることをおすすめします。
うつ病の治療においてもっとも大切なことは、「心と身体を休めること」です。うつ病の方は、「休むこと」に対して罪悪感を感じ、仕事などを休むことを拒否する方が多いのですが、治療の上では、まず心と身体をしっかりと休めることが非常に大切なのです。
心療内科での治療では、主に抗うつ薬という、うつ状態を抑えるための薬をお出しします。抗うつ薬の副作用を気にされる患者さまが多いのですが、現在では薬に改良が重ねられており、副作用の少ない薬が増えてきました。
薬の処方以外では、支持的精神療法という患者さまの悩みや不安を聞いて対処法をともに考える療法も行います。
薬の効果などで一時的に症状が軽減したために服薬を止めてしまい、再び症状が重くなってしまう患者さまもいらっしゃいます。薬を飲んでいただく量や期間は、それぞれの患者さまの状態を見極めた上で調整しています。また、薬を減らす・止めるタイミングについても適宜ご相談の上決定しますので、薬は用量・用法を守って正しく服用してください。
うつ病の治療では、心と身体をしっかりと休めることは非常に重要です。上手に休むポイントは、無理に外出や気分転換をしようとしない・答えの出ないことで悩まないことです。
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