摂食障害は主に食べることを拒んでしまう『拒食症』と反対に際限なく食べ続けてしまう『過食症』の2タイプがあります。この2つの症状2つが交互にあらわれるケースが多く見られます。摂食障害は女性、特に若い女性に多く見られます。摂食障害の原因は無理なダイエットやストレス、また思春期の女性の場合は体重が増えることに対する恐怖感が摂食障害の引き金になるケースがあります。
▦ 体重が30%以上増減した。
▦ 周りが気にしていないのに太っていると思い込んでしまう(どんどんダイエットをしてしまう)
▦ 食べても食べてもおなかがすく。
▦ 同じものをたくさん食べてしまう(パンを一斤まるまる食べてしまうなど)
▦ 食べることに罪悪感を感じる。
▦ 下剤を多量に飲んでいる。
▦ 食べた後にむりやり吐いてしまう。
▦ 指にはきだこがある。
認知行動療法という、考え方やものの見かた(認知のゆがみ)を変えるための方法を用いて治療を行っていきます。 また、摂食障害が原因で起こる不安やイライラ、不眠などを抑えるための薬を処方する場合もあります。
医院にてお教えした認知行動療法をご家庭でも実践してください。また、薬をお出しした場合は、症状が良くなったと思い、患者様の判断で薬を飲むことを止めてしまったために、ふたたび症状が重くなってしまうことが良くあります。飲んでいただく薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整していますので、飲む量・回数はお守り下さい。